成功者の習慣

成功を身につけるのはピラミッドを構築する作業である。

人は目先の利益や作業に囚われて失敗する!

 

 目先の利益を追い求めて失敗している人が多いのでは?

宝くじ

例えば、CMでおなじみの宝くじで3億円。ロトで6億円や10億円。

買わなきゃ当たらないが、買っても当たらないのが現実で「貧者の税金」とも呼ばれてしまうほど。還元率50%当選確率は1ユニット(1,000万枚)あたり1枚なので1000万分の1。1枚300円として30億円分買ってやっと3億の当たり…。

宝くじが1/10,000,000ならば

ロト6は 1/6,096,454

ロト7は1/10,295,472

夢を追うにしてもさすがにこの天文的数字では一生当てることは不可能に近い。

 

初任給の高い会社

今や多くの業界で人手不足が深刻な状態が続いている。

そこで企業もあの手この手で労働力不足解消に歯止めをかけようと考えたのが初任給を高くするというものである。しかし、企業も利益確保の為に人件費に多額の資金を投入することは不可能でその分ボーナスや30代40代へつけが回ってくる。

初任給が高くて喜んで入社したが、30代になっても年収300万以下では家庭を持つのにはばかられてしまう。

 

カードローン

自己破産申し立てが2年連続増加。その要因の一つに簡単に借りられる銀行のカードローンやクレジットカードのポイントなどがある。

人の物欲は止まらない、車が欲しい、よりカッコいい車が欲しい、快適な車が欲しい、燃費がいい車が欲しい、通勤に必要だ、子供もいるし高齢になる爺さんや婆さんもいる。ディーラに寄ったら3月は決算でお安くしますよという。月4万円(60回払い)で手に入りますよという。なければ色々不便だしいろいろ悩んでローンで購入する。

車を持つと当然、維持費がかかる。これが馬鹿にならない。しかしそれは想定内のこと。

怖いのが、行動範囲が広がることによる見えざる罠だ。

トイレを借りようとコンビニに入る、トイレだけ借りるのは気が引けるのでコーヒーを買おうとレジへおいしそうなあんまんやおでんがずらりと並ぶ匂いを嗅ぐと我慢できず思わず買う。

街を流せば「ラーメン」ののぼり旗に「餃子」ののぼり旗と食欲をそそるアピール合戦。

資本主義社会において人にどれだけお金を使わすかに全力で知恵を絞りだしてくる。欲に訴えかけ消費させる、お金がなければ借金をさせて金利をとる。そしてリボ払いにさせ金利だけ返済し永遠に元金は残り続けるローン地獄も作り上げた。

 

短期間ダイエット

結果にコミットする「ライザップ」有名人のCMでそのビフォーアフターぶりに驚かさせる。そんなボディを見て短期的なダイエットに挑戦する。

しかし、短期的なダイエットがいかに難しいかはやった本人が一番わかっている。食べたいものを我慢し運動する。やり方はみなご存知の通りだが、ストレスはかなりのもの、それで体調を壊したり止められない食欲でリバウンド。

しかし、重要なのは健康で病気になりにくい体にすることであり見た目のスタイルは付属品だ。

 

本当に大切なものとは?

最近、夏休みの終わり頃に話題になるのが「夏休みの宿題代行サービス」だ。

これもいろいろな意見がでてくる。

 

夏休みの計画は「夏休みの宿題を終わらせること」が中心になりがちだ。

しかし、長期的な目標はいい大学に入り、一流企業に就職することを目標に勉強をすること。この格差社会において一流企業に入ることの重要性は生涯収入が10倍になるか?10分の1になるか?ちょっと極端な話ではあるがそれぐらいの差ができる。

年収や退職金、企業年金に至るまで一生分の差だ。週休2日制など自由になる時間や社内旅行など福利厚生など見えざる差も大きい。

 

さて、夏休みの宿題という短期の目標に囚われて、大事な長期的目標をおろそかにしがちだが、一番優先順位が高いのにそこに目を向けようとはしない。

人は誰でも24時間という制限があるので何かを優先すれば何かを捨てることになる。多くの子供はなぜ勉強するのかさえわかっていない中、言われたことを言われた通りにすることだけを求められる。

 

社会に出てからが本当の人生

いい大学に進学し、いい企業への就職がゴールじゃない。社会に出てからが実は本番で正解はない。

数十年前まで大企業と言われ謳歌していた東芝が、そしてシャープが今ではリストラや身売りの憂き目にあっている。メガバンクもリストラや店舗縮小のニュースが流れる昨今の情勢。いま勢いのある企業も数十年後もその地位に居座るかは誰にも予想できない。

 

方向と作業

人生は真っ暗なトンネルの中をひたすら掘り進める作業の連続。

たぶんこっちの方向が正しいと思い、毎日、土を取り除いては捨てる作業だ。

人生には正解はないかもしれないが、目標や夢がある。それに向かって突き進む。

しかしその目標や夢が正解なのかは、たどり着かないとわからない。

 

長期目標

目標の順番がある。やはり、長期にたどり着きたい目標がしっかり決まっていなければ、中期、短期の目標が無駄に終わることになる。現実と向き合い今ある環境と条件の中で自分の出来ることを実行しなければならない。

今やっていることが長期目標に近づける作業なのかという問いである。

スヌーピーの名言に「配られたトランプで勝負するっきゃないのさ」という言葉がある。目標達成させるには今あるカードでいかに勝負するかである。今あるカードで勝負ができないのであるならば、そのカードを変えることを考えないとならない。

 

長期目標達成のコツ

成功イメージを脳に刻み込む

一流アスリートが欠かせない「イメージトレーニング」

成功した姿を何度も頭の中でイメージすることで脳は現実の体験だと理解してしまい、実際にそうなるように行動するようになる。

長期目標達成させるには、成功した姿を刻み込みその思いが強ければ強いだけ行動を起こす。

 

これは物欲にも言えること、車が欲しい、その必要性もある。車について調べるようになる、車種や値段や燃費を細かく見るようになる。新車がいいがお金がない、では中古はどうだろうか?悩む。一度車屋さん巡りをしてみようかネットで調べる。そして実際に出かけてゆく。クルマを買うのに相当なパワーと行動力そして決断が必要になる。しかし常に頭の中はクルマのことでいっぱいの場合、行動しなければむしろ気が済まなくなっている自分がいる。

 

それと同じように自分がなっていたい未来の姿を明確に頭の中で描き続けることで、それに向かって歩き始める。いやもう行動したくてうずうずしているぐらいになるだろう。

 

シンプル化

人の心は弱い、やらなきゃいけないことや悩みごとがあるとそればかり考えるようになる。

例えば、夏休みの終わりが近づき宿題が終わっていない場合、大きな不安や焦りが頭の中を駆け巡る、何やっていてもそのことが頭の中から抜けずにいる。楽しいことも心の底から楽しめない状態だ。

それは、社会人になればより多くなってゆく。仕事のストレス、恋愛や人間関係など、長期目標達成のための行動よりも日々の忙しさに忙殺されそれどころではない。

 

そして、その対策ばシンプル化だ。

あれもこれもやろうとすれば、いずれパンクする。ならば意識して、あえて「やらないこと」を決めるしかない。人の頼みごとや付き合いを断る。そうなれば嫌われるのを覚悟する必要があるかもしれない。

仕事の残業や休日出勤を断ることで仕事の評価も落ち、責任あるポジションを得られない可能性もでてくる。転勤や移動も断る勇気が必要なことも…。

 

それを意識して目標達成のために必要なことを取捨選択し、常に頭の中をシンプルな状況にしておく。特に行動すれば即解決するようなことを先送りにしないことも重要だ。

 

行動の習慣化

 アスリートのつらい練習も毎日習慣化させることで、やらなきゃ何だか落ち着かないように。例えば朝、歯磨きしていないと何だか気持ち悪いのと一緒だ。

目標に近づく行動を習慣化させてしまえば、決断とか必要なく自然と体が行動していることになる。やり続けたその先に自分の目標が達成されるのであればそれに越したことはない。

 

 まとめ

長期目標が無ければ、何のために勉強するのか?学校からの宿題を終わらせることが目標になりかねない。

日々の作業も同じように、その作業を終わらせることが目標になってしまう。

それは仕事でも同じである。

 

何事も一番大事なことは何なのか?である。

 

宮崎駿の名言に「大事なことはたいてい面倒くさい」という言葉がある。

タバコをくわえつつ 絵筆を握りながら

「世の中の大事なことって たいてい面倒くさいんだよ」

とNHKプロフェッショナルの仕事の流儀の一シーンである。

 

人は楽な道へ、より簡単な道へ、安易に利益へ流されてゆく。

しかし、それはたいてい失敗に終わる。

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