ちょっと得するお金の話 2018
お金のアンテナ
お得な話はそうそう表にでてこないものだ。
みんながお得になってしまった時点でそれが普通になりお得ではなくなる。
でも人よりもちょっと得したいならば常にお金についてのアンテナを敏感にたてなければ見つけることはできない、普段の忙しさでお得なことを見逃し続けてしまう。
そこで今回はちょっとお得になる話をあげたいと思う。
些細なお得が年間を通じてみたら大きな差になっていくはずだ。
①つみたてNISAを始めるべし
2018年から始まった投資信託を買うと儲かった分は税金がつかないというやつだ。
投信のイメージといえば手数料が高い、原本割れがある、種類が多くて良くわからないといった個人的にまったく興味が持てなかった金融商品だった。
そのイメージを一新させたのが楽天銀行だ。
・つみたてNISAの銘柄は買付手数料がない。
・100円から買える(積み立てできる)。
・投信を買うとポイントが付く。
・全米株、全世界株、新興国株、インデックス投資など究極な分散投資ができる。
なぜ楽天銀行かというと「ハッピープログラム」というネット銀行独自のサービスがある。彼らは店舗を持たないため他社のATMだけが頼りだ。しかし手数料は大きな負担となり大手銀行や地元に根づいた地方銀行との競合に負けてしまう。
そこで、一定条件下でATM手数料や振込手数料を無料にするというサービスを始めた。楽天では「ハッピープログラム」がそれだ。その条件の中に投資信託で引き落としがあると1件につき3pの楽天スーパーポイントがつくという神対応。
そして、それは投資信託は100円から引き落としが可能ということ。
株で考えてみれば100円で3%の配当を先払いでもらえるようなシステムである。そして株の配当3%は髙配当株の部類に入るのだ。
しかし、投資信託は海のものとも山のものとも分からない株価のチャートみたいなものもないためホンネよくわからない。
それでも、100円ならば例え損をしてもたかがしれている、多くの投信を購入して損している投信を切り捨てて上がっている投信に絞り込めばいいわけだ。
始めて2,3ヶ月でこんな感じ。楽天証券のランキングから適当に30種類ほど引き落としで購入15,000円ほどで520円ほどのプラスだ。
まぁこれも世界経済が好調なことも要因している時期だからこそだけど、例えこれがトントンでもポイント分の3%約100円は美味しい。その100円で投資信託を買い増ししてもok。
お金でお金を増やせる仕組。しかも一度設定しておけば後はほったらかしでポイントも投信も増えている。
積立てNISAで国が後押ししたことで、手数料なし、全米インデックス、全世界経済インデックスといったリスク分散した商品の充実も見逃すことはできない。しかも儲かっても20%の税金は引かれない。
2018年一押しは間違いなく「積立てNISA」だ。
ちなみにニーサ枠は年40万円あるので、 NYダウやナスダックのチャートを見ながら下がった所を見計らって買い増し調整しようと思っている。まぁ長期保有ならそんなに気にしなくてもいいとは思うけど。
②株主優待を狙うべき
次に狙うは株主優待だろう。
2019年には消費税増税は既定路線の流れ、なにかと厳しい生活が予想される。
そこで少しでもその影響を和らげる手段が株主優待だ。
収入を増やすのは並大抵なことではないし、やれる節約はだいたいやり尽くしたとなれば、次の手を考えなければならない。それが株主優待だ。
特に外すことができないのは食品系の優待券だ。
イオンの株主優待は株の保有数により3%~7%のキャッシュバックしてくれる。大きくのしかかる消費税が少しでも軽減できるのではないだろうか。
また、イオンにはイオン銀行があり楽天と同じくポイントがつくサービスが行なわれステージごとにポイントボーナスがある。現金ではなくイオンカードセレクトにチャージや支払いによりポイントが大きくつく。
まとめると
株主優待100株の3%OFFのオーナーズカードと、イオンカードセレクトオートチャージ還元率0.5%+WAON支払いでの還元率0.5%=計4%
毎月20日と30日はお客様感謝デーのため5%オフで合わせて計9%オフに出来る。
また、イオンの配当金は1.6%で100株保有で年3000円のプラス。
ただイオンが近くにない地域はその恩恵にあやかれないのが残念なことである。
外食に目を向けると
すかいらーくの優待券だろう。外食産業でもガスト、バーミヤンといった多種業種グループの代表企業である。
100株の優待券が年間6,000円分(店舗500円分の割引券)がもらえる。
ランチならばほぼ0円で食べることも可能。すかいらーくの株のいい所は配当もまずまず良くて2.5%100株ならば4,000円それを合計すれば10,000円分。株価も2,000円以下と手がだしやすい。ただ最近の噂では優待券を縮小させるのではということで警戒され株価が伸びていないので、もしかしたら改正される可能性もあるが、こと全体株価が大きく上昇して他の株が買いにくい現状ですかいらーくは狙い目だと思う。
寿司好きならば、かっぱ寿司系「コロワイド、アトム、カッパクリエイト」くら寿司の「くらコーポレーション」はま寿司の「ゼンショーホールディングス 」スシロー「スシローグローバルホールディングス」といったところ、しかし人気がある寿司関連は株価高い傾向で手が出にくい。
それでも狙い目とすれば、かっぱ寿司の株主優待だ。コロワイドとアトム、カッパクリエイトがそれぞれに発行している株主優待は魅力がある。しかし、どこも割高感があって正直手が出ない。
消費税増税の影響で株価が下がってくれるところを待ちたい。
あと1つ優待券でおすすめしたいのが「ヤマダ電機」だ。
優待券は100株で500円割引券が6枚(1,000円以上に1枚使える)計3,000円長期保有すればプラス5枚で計11枚もらえてしまう。株価も1月20日時点で635円6万円台で買えてしまう。そして配当もそこそこ2.83%で1,800円。
電化製品は数年単位で見れば必ず替え変えが来る。炊飯器にテレビ、冷蔵庫に洗濯機その時持っていたいのは株主優待だろう。期限付ではあるが洗剤やトイレットペーパーという日常品もあり期限切れ間近になったらそれらを1,000円分買い500円の優待券で半額にするのも手だろう。決して無駄になることはない。
日経平均が26年ぶり高値である昨今、今は株を買う時期ではないだろう。しかし、消費税増税前には必ず株価が下がるときが訪れるはず。我慢強くその時が来るのを待とう。その後日本では東京オリンピックで盛り上がっていることだろうつかの間の株価下落を見逃さずに準備しておくことが大事だ。
③仮想通貨を貸して利用料をもらえ
仮想通貨暴落!ビットコインで追証!ビットコインはギャンブルだやめとけといわれている。
しかし、持っている仮想通貨を貸すことでその利用料を支払ってくれるところがある。それが貸し仮想通貨サービスだ。
テレビのCMで出川哲朗がでているビットコイン取引所だ。
気になる貸し出し料は30日間で年率2% 90日間で年率3% 1年間では年率5%
である。ただし、注意しなければならないのは一度貸しだしてしまうと途中で売ることができないこと、またコインチェックが何らかの理由で閉鎖や破綻した場合は保証はなく預けた仮想通貨が戻ってこない可能性もある。その点が株や為替にはないリスクを負う。なので、1年単位の長期放置は危険かもしれないので完全に自己責任のもとやって欲しい。
また、変動リスクもあり上がれば大きな利益になるが、下がれば元本割れになる。小さな利用料をもらうが暴落で大きな損失も考えられるのだ。こと不安定な通貨においてどう転ぶかわからないのが現状だ。
ただ夢はあり、1年ほったらかしを決め込むとしたならば、この貸しつけて利用料をもらいながら上昇をじっくり待つという方法もありだ。
FXならば南アフリカの通貨でスワップ金利をもらう方法もありこれでも7%以上の金利がもらえることになるが、こと不安定な政治要因が大きくクーデターや国の破綻で通貨の価値が危うくなるリスクがある。
どちらかといえば、ビットコインよりは近々解禁されるイーサリアム、リップル、モネロ、ファクトム、オーガ等の通貨で貸し付けて利用料金をもらいながらそのまま1年ぐらい寝かせておくのがいいかもしれない。
まぁ宝くじを買うより仮想通貨で夢を買うのも悪くないのでは。