日本一高い給料「株式会社キーエンス」とはどんな企業なのか？
株式会社キーエンス
日本一給料が高い企業と聞いてどんな会社なのか俄然興味が湧いてきました。
社員の平均年収1688万円！これすごすぎます。
普段、聞いたことのない会社名なので何をやっているのかよくわかりませんのでググってみることに、東証1部上場企業！株価10月17日現在57,390円100株単位なので570万以上なければ買えない値嵩株。従業員2063名平均35歳ＦＡセンサーなど検出・計測制御機器大手 世界44か国200拠点 純利益1200億円 借入金なし 資産9966億円 利益率40％越え！（公式HPより）すごすぎます。
官営企業みたいな規制で守られている企業と違って実力が光ってる。
その経営のやり方は？
売上に対するシェア国内取引50％、海外取引50％
従業員の半分以上は営業、自社の工場は持たない。ほぼ新卒のみ採用。
気付いていない課題を発掘して付加価値の高い商品を提供。←この部分が最大の強みのようです。むしろコンサルタント会社なのかもしれません。
任天堂と同じファブレスメーカー企画と販売そして開発だけに力を注ぐ会社。
自分たちが開発した商品を自分たちが決めた値段で売るから、値引きなど一切する必要もない。これなら利益も出るわけです。
値引き交渉が繰り広げられる量産型の家電メーカーとは全く違うやり方で差別化を図っている企業と言えるでしょう。
成功企業の要点
- 企画、開発力が凄い。新商品の70％が世界初、業界初
- 顧客のニーズに答えるのではなく顧客サイドが将来問題になるだろうことを先回りして解消させた商品開発をする。
- 商品開発は難易度が高いため、高い給料を払い人材を集めている。
- 営業では現場を見ることで顧客が気付いていない問題点を見つけるコンサルタント力がすぐれている。
- 現場の顧客には設備のプロはいてもセンサーや測定器のプロがいないことで強烈にアプローチできる。
- 数千万もする生産ライン全体の生産性をあげることができるなら費用対効果で顧客は納得済みでキーエンス商品を購入する。
- 海外への進出も積極的、生産性向上させたいと思う顧客は世界共通。
まとめ
成功している企業には、成功するだけの仕組みがあった！いい製品を開発さえすれば自然と売れるのではなく、その製品を使うことでどんなメリットがあるのか顧客にアピールすることは重要でそのことで商品を納得して買ってもらえる。利益率の高さはそんな努力の積み重ねと優秀な人材、それが日本1の給料に結びついているのだろう。成功企業から学ぶことは多かった。
