成功者の習慣

成功を身につけるのはピラミッドを構築する作業である。

人生が変わりだす瞬間 

 人生が変わりだす瞬間がある。

「それが欲だ!」

 

これが欲しい、あれが欲しい、、、

絶対に欲しい、、、、

 

これがやりたい、あれやりたい、、、、

絶対にやりたい、、、、

 

その思いが強くなってくれば、なるほど人生の歯車が変わりだす。

それはもう愛とか恋とかでも同じ、ハムスターがくるくる回る滑車の中でガムシャラに走るようなもので本人の気持ちは突っ走りたくてうずうずしている。

 

しかし、ケージの外から眺めている人間にとっては何一つ変わりはない。

そう、この段階では何一つ運命など変わっていないのだが、確かに何かが変わる瞬間なのである。

 

ケージを飛び越える作業

しかし、滑車の中でぐるぐる回っていたって何一つ人生など変わらないそれが人生だ。

まずは囲われているケージから飛び出さなければならない。実際にはケージなど見えないが人間界には見えない柵が画然と存在している。

この柵は自分自身で作り上げているものもあれば、生活環境や経済面や健康といった自分自身ではどうにもならない柵もある。

 

だいたいにおいて自分の力ではどうにもならないことは行動しない。諦めというか夢で終わる。空想という心の中の滑車でぐるぐる回って自己満足して終わりだ。

 

しかし、もう一歩踏み出せばそのケージをくぐり抜けられそうだ、この高さなら飛び越えられるのではと感じた瞬間に変わってくる。ふとした行動や違う角度でその柵のハードルがぐっと低く感じる瞬間である。それがまさに運命が変わる瞬間だと思う、あとは思いの強さと行動力しだいだ。

準備

飛び越えられそうな柵でも自分自身の体力や気力、経験や知恵が無ければ容易にはいかない。飛び越えた後も人生が続き次なる柵が待ち構えているからだ。

そこで大切なのが小さな準備の積み重ねである。アスリートが見せる体力や俊敏な動きも毎日のトレーニングの積み重ねと成功へのイメージトレーニングで苦しいメニューを消化する。それと同じように運命を変えるには準備が必要なのである。

 

0から1を作るのはかなり大変なことは皆知っている、しかし準備という形の「0.5」や「0.8」にしておくことは日々の生活の中でできる。

0から1は大変でも0.8から1はかなり楽というものである。

 

歯車が回りだす

 「求めよ、さらば与えられん」という言葉があるように、みずから進んで求める姿勢が大事だ。ちょっとした行動が次々に回りだし好転してゆく、これこそが人生が大きく変わる瞬間でもある。もちろん本人の準備や努力もあるが、一番はタイミングが大きい。

その時求めていることを人よりほんの少し手前で行動するだけで、周りが押し上げてくれたり応援してくれる。それは、その人たちも同じように求めているということだからである。歯車が回りだすのは自分だけでなく周りの人生をも変えてゆくことになる。

 

新しい景色

 ちょっと行動すると新しい景色が見えてくる。

平坦な道で見る景色と山の頂上での景色はまったく違うように、ちょっとした坂道を登り、ふと振り返ると裾野に広がる街並みがくっきり見えたりする。

これは景色だけではなくて人の心も広く見ることができるようになり、平坦の道では理解できなかったことが理解できたり、予想ができるようになってくる。

その新しい景色は、また新しい欲や思いが生まれる。

 

 お湯が沸くのには時間がかかる

 料理を作るとき、鍋の水が沸騰するまでにそれなりの時間がかかることは皆よく知っている。これは人生も同じで、いくら早く沸けと気持ちが急いでも自然の摂理には逆らえない。

人生が変わりだすのもこれに似ている、徐々に水が温まり、ぬるま湯になり、そしてどんどん熱くなってゆく。沸騰すればその熱が周囲に伝わり、蒸気として部屋全体の湿度を高めてゆく。熱ければ熱いほど周りの人々へ大きな影響を与えることになる。

 

神様に試されるピンチや不安

相場格言に「夜明け前が一番暗い」というのがある。最悪の状態の向こうに希望がまっているというものである。

これはダメだと諦め泣く泣く株を手放した途端、見る見る間に株価が上昇する。振り返れば売ったその場所が大底だったという経験が投資家なら何回か経験した人もいるに違いない。

投資家は儲けるために常に判断を迫れれる。それはマイナスの時よりもプラスの時の方がより大きい。人間は欲深いから更なる儲けを夢見て様子を見てしまう。逆にマイナスになれば損失が大きくならないうちにと損切りをする。欲と恐怖のはざまの中、常に神様から試練を受けることになる。

人生も間違いなく神に試されることの連続だ。

 

飽きる人

コンビニの店員で、この人すぐ辞めそうだなっていうのが何となく分かる。態度や仕草で飽きていそうと感じるからだ。20代が特に多く仕事もこなれていて器用に回す。丁寧さが無くなり注意散漫が見て取れる。あ、そろそろ辞めるなと思ったら1ヶ月もしないうちに辞めている。これはコンビニだけじゃなく多くの接客業でみられるのである。

こういう人たちは職場を変わるごとに人生も変わるのだろうか?

いや、多分転職を繰り返すだけの人生になる。人生の目標がなく基準が楽しいかどうか給与が高いかどうかで判断されてゆく。そして働く場所が変わっただけで人生は何一つ変わることはない。

 

 まとめ

 人生とはいったい何なのか?

ゲーテの名言で「涙とともにパンをかじった者でなければ、人生の本当の味はわからない」というのがあるが人それぞれの人生で決められた形は存在しない。人は生まれた瞬間死へ近づいてゆき、死へ近づきつつも必死に生きる術を探す。

人生はそんな積み重ねの果て、死ぬ間際に振り返ればあれが人生の転機だったなって実感するかもしれない。イジメられた時のあの悔しさから頑張った時とか、自己破産し全てを失った時の借金からの解放と自由になった時とか、一見マイナスのことが人生では重要な転機になっていたなんてこともある。

いや、むしろそのマイナスこそが人生が変わりだす瞬間なのかもしれない。

人生の転機なんて誰にもわからない、でも人生が変わりだす瞬間は年齢関係なく必ず訪れる、それは人間の欲はいくつになっても溢れ出てくるからだと思う。

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